iPhoneのSIMを変換アダプタを使って交換してみたがダメだった話
2016/07/12
先日、iPhone 5sとiPhone 4sのSIMカードを交換するのは不可能という記事を書いたのですが、それを可能にするためのモノである「SIM変換アダプタ」をAmazonで注文しました。
その注文したSIM変換アダプタが届いたので実際に試してみる。
SIM変換アダプタを開封
▼こちらが今回注文したSIM変換アダプタ。プライム会員だと送料無料で ¥580。
50円ほどで購入できる「人気」のラベルが付いた製品がトップに表示されるが、送料込みだと結局値段が変わらなかったのと、この「F.Wave」は評判が良かったのでこっちを注文。
▼裏面には簡単な作業手順の案内と注意事項が記載されている。
▼開封してみると、パッケージは違えど同じ変換アダプタが…2点?Amazonには「4点セット」としか記載されていないので、ミスかどうかは不明だが、一応おまけが付いてきてラッキーということにしておく。ちなみに「4点セット」とはアダプタ×3とSIMピン×1 のこと。
▼こちらが「4点セット」。今回は1番左の1番小さいものを使用する。
▼SIMピン。右がiPhone購入時に付属しているもので、左が変換アダプタに付属しているもの。変換アダプタ付属の方は尖った部分の根本が少し曲がっていたりとチープな印象。もちろん純正の方を使う。
実際にSIM変換アダプタを使用してみる
一応説明しておくと、今回SIMを入れ替える端末であるiPhone 4s・iPhone 5sのキャリアはどちらもau。
▼アダプタの底面はSIMが落ちないようになっている。本来Nano-SIMをMicro-SIMのトレーに置こうとするとポロッと落ちてしまうので、この落ちない仕組みは重要である。
▼1番小さいアダプタにiPhone 5sに挿入されていたNano-SIMをはめ込む。サイズがピッタリ合うはず。
▼iPhone 4sのSIMトレーにNano-SIM+アダプタをはめ込む。これもピッタリ合う。
▼iPhone 4sを裏返し、SIMカードの金属が見える方を上にして挿入。金属が見えない方を上にするとトレーの隙間から落ちてしまうため、この方法が容易だった。
Nano-SIM+変換アダプタを入れたiPhone 4sの電源をONに
▼電源をONにすると「圏外」状態で、「アクティベーションが必要です」の1文が。
▼ロックを解除すると、「アクティベートできません」と。当然過去にこんな画面は見たことがないので、完全にSIM変換アダプタを使用したことが原因だろうと思った。
▼何度も「やり直す」をタップしたり、電源を切ってからSIMの向きなどを確認してもう1度電源を入れてみたりしたが結果は変わらなかった。
結局やり直し続けても変化はなく問題の原因もわからないため、諦めて元に戻すことに。
ちなみに変換アダプタをはめ込んだSIMトレーは問題なく抜き出せたので、その点は懸念する必要はないだろう。
原因はキャリアとiPhoneの通信方式
今回iPhone 5sのSIMをiPhone 4sで使用できなかったことには明確な理由があった。
iPhone 5sの通信方式が4G/LTEなのに対してiPhone 4sの通信方式は3G。
残念ながらauは4G/LTEと3G回線の互換性がないため、変換アダプタを使おうとiPhone 5sのSIMはiPhone 4sには確実に使用できない。
Softbankなどでは問題なく変換アダプタによって成功している例があるだけに、僕の契約キャリアがauであることに中々後悔をしている。
僕の計画としてはiPhoneの次期モデルが発売されるまでは変換アダプタを使って乗り切ろうと考えていたのだが、仕方なくひどい状態のiPhone 5sで乗り切ろうと思う。